株式会社アクセスプランニング
チーフコンサルタント

山崎 泰広

 

(株)アクセスプランニングは、車椅子使用者である私の「思い」をより具体的に実現していくために設立した会社です。

米国留学中の転落事故により脊髄損傷、下半身麻痺・車椅子使用者となった私はリハビリ後に高校復学。 ボストン大学卒業後、1985年に帰国しました。先進国にも関わらず当時の日本において障害者に必要な機器もスポーツも仕事も何も選択肢がないことに愕然とした私は自分が日本の障害者や高齢者のためにできることを考えました。

自分の米国での車椅子使用者としての6年半の生活を振り返ってみると、自分が障害者だと感じたことがなかったことに気が付きました。その理由は(1)自由な活動を可能にしてれる優れた支援機器、(2)自由な活動を可能にしてくれるバリアフリーな環境、(3)周囲の人々の障害者に対する正しい理解。その3つがあれば日本の障害者や高齢者も自由に自立した生活を送ることができ、介護軽減が可能になる。介護を本当に必要な人に集中できる。

そして日本での活動を開始しました。

(1)自由な活動を可能にする優れた支援機器の提供のために自らが使用していた欧米の優れた「障害者支援機器」を日本に紹介し普及させることを目的として1990年株式会社アクセスインターナショナルを設立。以降28年に渡って啓蒙・普及を進め、近年では障害のある方が自立した生活を送るために不可欠である高機能・高性能な「障害者支援機器」の必要性が理解されるようになりました。自立とは、やりたいことがやりたい時に自分でできること だと考えます。障害のある方が二次障害を予防して残存機能を最大限に発揮し自立した生活を送れるよう全力で支援するとともに、高齢者に関しても自立支援と介護する方々の介護負担の軽減を目指して精力的に活動して参ります。

支援機器の中心として私が提供しているのが「車椅子シーティング」です。欧米では車椅子を試用者の体に合わせて設定し、シーティング用のクッションやバックサポート等を駆使することで離床時間の延長、二次障害の防止、自立支援、介護軽減が可能になります。

障害者支援機器やシーティングによって行動、活動の自立が実現しても、その方々が生活を営んでいく社会環境の中には自立を妨げる障壁(バリア)がいかに多く存在しているかも痛感していました。障害のある方々、そして高齢の方々が不可能と あきら めていたことを可能にし、社会の様々な環境、組織、企業が躊躇することなくそのような方々を受け入れ、なおかつお互いに利益を得ることができるようになるためのキー(鍵)がアクセシビリティ(accessibility)の実現だと考えます。

(2)自由な活動を可能にしてくれるバリアフリー(アクセシブル)な環境のために、長年自治体や省庁の委員を務め、企業のコンサルティングを提供し、講演やセミナーを開催して参りました。2016年、株式会社アクセスコンサルティングを設立。ハード面と心の両方のバリアを取り除き、アクセシビリティによってユニバーサルな社会を実現してサポートしていく総合コンサルティング会社として活動して参りました。建物のバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化、まちづくりに関するコンサルティングを提供すると共に原宿表参道のバリアフリー調査を実施、改善点を提案しました。

(3)周囲の人々の障害者に対する正しい理解のためには自治体、省庁の様々な委員を務めると共に全国各地で講演会やセミナーを開催して参りました。

2020年そしてその先のユニバーサル(共生)社会の実現に向けた様々な環境整備の動きの中で、アクセスインターナショナルで提供して参りました優れた支援機器による自立支援、アクセスコンサルティングで提供して参りましたバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化、障害者理解に関するコンサルティング活動を統合し、より具体的に実現していくために2018年株式会社アクセスプランニングを設立いたしました。

株式会社アクセスプランニングは、チーフコンサルタント山崎泰広の二十数年の活動の集大成です。これまでに培った様々な経験、知識、技術、実績を駆使して障害のあるお子様、成人、高齢の方、そしてすべての皆様が自由で自立した生活を実現することをサポートできる総合コンサルティング会社として活動して参ります。個人から企業、自治体、省庁まで様々なレベルでのコンサルティングを提供させていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。